造作家具にするべき場所、既製家具でよい場所
- 造作家具にするべき場所、既製家具でよい場所
- 見極めのポイントは?
- 暮らしの変化を想像しながら造作プランを考えましょう
- ツカサディザインコマースが考える造作家具
造作家具にするべき場所、既製家具でよい場所
住まいづくりを考えるとき、「せっかくなら家具もすべて造作にしたほうが高級感が出るのでは」と考える方は少なくありません。しかし、上質な住まいをつくるうえで大切なのは、何でも造作家具にすることではなく、造作にするべき場所と、既製家具で十分な場所を見極めることです。
見極めのポイントは?
造作家具が特に向いているのは、空間にぴったり納めたい場所です。例えば、壁一面のテレビボード、玄関収納、キッチン背面収納、書斎、ウォークインクローゼットなどです。こうした場所は、梁や柱、コンセント、窓位置などの条件に合わせて設計することで、デッドスペースを減らし、見た目もすっきり整います。
一方で、ダイニングテーブルやソファ、ラウンジチェアなどは、必ずしも造作にする必要はありません。身体に直接触れる家具は、座り心地や素材感、将来の買い替えや模様替えのしやすさも重要です。優れた既製家具には、長年研究された寸法や座り心地、デザインの完成度があります。
暮らしの変化を想像しながら造作プランを考えましょう
よくある失敗は、すべてを造作家具で固定してしまい、数年後の暮らしの変化に対応できなくなることです。家族構成が変わったり、テレビのサイズが変わったり、在宅勤務が減ったりすることもあります。造作家具は空間と一体化する分、変更しにくいという特徴も理解しておく必要があります。
判断のポイントは、「その家具を10年後も同じ場所、同じ用途で使うかどうか」です。収納や壁面家具のように用途が変わりにくいものは造作に向いています。一方、移動したい家具や、気分によって買い替えたいものは既製家具のほうが柔軟です。
ツカサディザインコマースが考える造作家具
私たちは、造作家具は高級感を演出するためのものではなく、暮らしの不便を解消し、空間を美しく整えるための手段だと考えています。既製家具のほうが優れている場所には無理に造作を勧めず、必要な部分だけを丁寧につくる。そのバランスが、長く快適に暮らせる住まいにつながります。